2021年4月20日火曜日

電子ジャーナルの適切な利用について

  東邦大学メディアセンターで提供している電子ジャーナルは,契約に基づいてその使用が許可されています。しかし,提供元に不適切と見なされる行為が続きますと,その個人だけでなく大学全体の利用停止措置がとられる場合があります。

 4月15日(木),電子ジャーナルパッケージ「医書.jp」の利用が特定のIPアドレスにおいて2時間停止されました。プログラム等を利用した一括ダウンロードではなかったのですが,「同一雑誌の論文を,短時間に,大量に,表示・ダウンロード」に抵触したためです。

 意図的でなくとも不正利用(大量ダウンロード)と判断されることもありますので,ご利用の際は以下の点をご注意の上,適切な利用をお願いいたします。



◆ 大量ダウンロードをしないでください

  • PDFファイルを自分のパソコン等に保存しなくても,画面に表示させただけで1ダウンロードとなります。まずは抄録で必要な論文かを確認してください。
  • 同一雑誌の論文を,短時間に,大量に,ダウンロードしないでください。同一雑誌の1号分をダウンロード,別の日に続きの1号分をダウンロードするなどの行為も,大量ダウンロードとみなされます。
  • PDFファイルを閲覧する際,クリック数をダウンロード数とカウントされることがありますので,クリックは一回のみ(シングルクリック)とし,ダウンロード完了までそのままお待ちください。
  • 自動ダウンロード機能やページ先読み機能は使用しないでください。意図せず大量ダウンロードを引き起こす可能性があります。
 

◆ 個人の学習・研究目的で利用してください

  • 個人の学習・研究以外の目的で利用することは禁止されています。


◆ 第三者への再配布はできません

  • 利用は本学の構成員である学生および教職員のみ認められています。
  • 第三者への印刷物の配布,電子ファイルでの送信は禁止されています。


◆ 電子資料利用における出版社からの警告について

  • 調査において,特定の雑誌を集中して閲覧することはよくあることです。しかしその行為が,不正利用を目的とした大量ダウンロードと区別がつかないため,出版社は一定期間に一定数のダウンロードを確認すると警告を発します。またダウンロードというと,PDFファイルを自分のパソコン等に保存することをイメージしますが,画面に表示させるだけでもダウンロードはすでに行われています。これは印刷版資料にはない,電子資料ならではの特徴です。
  • メディアセンターでは,出版社に改善を要求していますが,簡単には対応できないようなので,現時点では,利用する側が注意するしかありません。ご承知おきください。


 いつでもどこからでもアクセスできる便利さがある反面,1冊を丸々読めないなど,印刷版と同じようには使えない不便さもあります。適切な使い方を知ったうえで,ご活用ください。

【お問い合わせ】医学メディアセンター
        電子情報部門(黛, 柴田)
        TEL:03-3762-4151(内線:2445, 2477)